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「イルシルに登録してみたけれど、どこから始めればいいのかわからない」
「AIで作ったスライドを、思いどおりに直す方法を知りたい」
「PowerPointに書き出したら、フォントが変わってしまった」
イルシルは、伝えたい内容を入力するだけで、AIが構成・本文・デザインまで作ってくれる国産のAIスライド作成ツールです。
ただ、機能が増えてきたぶん、「おまかせ生成」「プロモード」「AIデザイン生成」など、初めての人には違いがわかりにくい言葉も並んでいます。
この記事では、2026年10月時点の公式ヘルプをもとに、登録から生成・修正・書き出しまでの手順を、画面の名前に沿って順番に解説します。
読みながら手を動かせば、最初の1本を作り終えるところまで迷わず進めるはずです。
イルシルとは?使い方の全体像
まずは、イルシルでどんなことができて、どういう流れで資料を作るのかを押さえておきましょう。
全体像がわかると、あとの手順がぐっと理解しやすくなります。
基本は「入力 → 構成と本文 → デザイン」の3ステップ
公式サイトでは、イルシルの使い方を次の3ステップで紹介しています。
- 伝えたい内容を入力する(テーマだけでも、メモや議事録でもよい)
- AIがページ数・並び順・見出し・本文を考える
- AIがデザインまで仕上げる
できあがったスライドは、「グラフを棒グラフにしたい」のようにAIへ伝えて直すこともできます。
白紙のPowerPointに向かって手が止まる、という時間を減らせるのがイルシルの一番の価値だと言えます。
主な機能と、この記事で解説する範囲
イルシルの画面には、いくつかの「作り方」と「便利機能」があります。
名前と役割をざっと把握しておくと、どの機能を使えばいいか迷いにくくなります。
| 機能 | できること | 使える場面 |
|---|---|---|
| おまかせ生成 | 内容と指示を入力すると、資料全体をAIが作る | ほとんどの資料づくりの出発点 |
| 白紙から作成 | 空のドキュメントを作り、1ページずつ作る | 中身が決まっていて、自分で組み立てたいとき |
| AIデザイン生成(1ページ) | 1枚のスライドをAIがイチからデザインする・部分的に直す | グラフや図解を作りたい、1枚だけ直したいとき |
| かんたんレポート生成 | 文章から図解入りのレポートを1枚で作る | 報告書や1枚資料を手早く作りたいとき |
| カスタム指示 | 自社の説明や表記ルールを登録し、生成時に反映する | 毎回同じ前提を書いているとき |
| プロンプトライブラリ | よく使う指示文を保存して呼び出す | 定番の指示をくり返し使うとき |
| 共有(出力) | PDF・PowerPoint(PPTX)で書き出す | 提出・配布・PowerPointでの仕上げ |
使う前に確認したい環境
イルシルはブラウザで使うサービスで、公式FAQでは対応ブラウザを Google Chrome と Microsoft Edge としています。
Safari は現在対応していないため、Mac でも Chrome か Edge を使うのが確実です。
また、公式のお知らせでは「現在はPC版のみのご提供」と案内されています。
スマホでの閲覧や編集を前提にせず、パソコンで作業する前提で準備しておきましょう。
イルシルの始め方:会員登録の手順
ここからは、実際に使い始めるための手順です。
登録は無料で、Googleアカウント・Microsoftアカウント・メールアドレスのどれかがあれば始められます。
アカウントを作る
公式ヘルプ「会員登録方法(フリープラン)」に沿うと、登録の流れは次のとおりです。
- 公式サイトの「無料ではじめる」ボタンから会員登録画面を開く
- 「Googleで新規登録」「Microsoftで新規登録」のどちらかを押すか、メールアドレスとパスワードを入力して「無料で登録する」を押す
- メールアドレスで登録した場合は、「【イルシル】仮登録完了メール」に届くURLをクリックして本登録を済ませる
- 登録が終わると「ホーム画面」が開く
メールアドレスで登録したときの確認URLは、有効期限が1時間です。
時間が過ぎてしまうと手続きをやり直すことになるので、登録したらすぐにメールを確認しましょう。
ホーム画面の見方
ログインすると、最初に表示されるのがホーム画面です。
スライドの作成も、作った資料の管理も、すべてここから始めます。
- 画面上部:「おまかせ生成」の入力欄と、白紙から作成するボタン
- 画面左上:ワークスペース名(クリックするとワークスペース設定・AI利用状況などのメニュー)
- 画面左側:フォルダ(マイフォルダ・チームフォルダ)、検索、ゴミ箱
- 画面右上:人型アイコン(ユーザー設定・ヘルプ・ログアウト)
プランの申し込みや変更、カスタム指示の登録など、設定まわりの操作はほとんどが「ワークスペース名 > ワークスペース設定」にまとまっています。
ここだけ覚えておけば、あとで迷うことは少ないはずです。
フリープランでできること・できないこと
登録した直後はフリープラン(無料)の状態です。
操作感を試すことはできますが、実務で使うにはいくつか制限があります。
| 項目 | フリープラン |
|---|---|
| 作成できる資料の数 | 3個まで |
| AIデザイン生成(1ページ) | 月3枚 |
| かんたんレポート生成 | 月3枚(PDF出力は不可) |
| おまかせ生成のプロモード | 原則使えない(AIデザイン生成の残りがあれば月1回だけ) |
| おまかせ生成でのファイル添付 | 使えない(有料プランのみ) |
| PDF・PowerPointへの書き出し | できない |
いちばん大きいのは、PDFやPowerPointに書き出せないことです。
作った資料をファイルで提出・配布したいなら、有料プランが前提になります。
有料プランは、個人向けの「パーソナル」(月契約1,848円・税込)と「パーソナルPlus」(年間66,000円・税込)、見積もり制の「法人プラン」があります。
パーソナルは年間契約にすると17,160円(税込)で、年間契約を新規で申し込む場合は3日間の無料トライアルも使えます。
プランごとの違いや、どのプランが向いているかは、イルシルの評判と料金・法人プランの記事で詳しく比べています。
この記事では、操作の説明に必要な範囲だけ触れていきます。
基本の使い方:おまかせ生成でスライドを作る
イルシルで資料を作るときの基本は「おまかせ生成」です。
ホーム画面の入力欄に内容を入れるだけで、構成から本文・デザインまでをAIがまとめて作ってくれます。
手順1:入力欄に内容と指示を入れる
ホーム画面の「おまかせ生成」の入力欄に、スライドにしたい内容と、どんな資料にしたいかの指示を入力します。
入力したら「→」をクリックすると生成が始まります。
公式ヘルプ「スライド生成の入力方法ガイド」では、入力のパターンを3つに分けて紹介しています。
- テーマしか決まっていないとき:「新入社員向けのビジネス研修資料を作って」のように、思いついたテーマをそのまま入力する
- メモや構成があるとき:箇条書きや見出しのメモをそのまま貼り付ける
- 文章があるとき:レポート・企画書・議事録・メール本文などをそのまま貼り付ける(長い文章でもAIが要点を整理する)
きれいな文章に整えてから入れる必要はありません。
むしろ「誰に向けた資料か」「何を決めてほしい資料か」を一言添えるほうが、仕上がりに効いてきます。
入力できる文字数はプランによって異なり、パーソナルPlusと法人プランは5万字まで入力できます。
フリーとパーソナルはそれより少ないので、長い文章は要点を絞ってから貼り付けると安心です。
手順2:必要ならファイルを添付する
入力欄の📎アイコンから、参考にしてほしいファイルを添付できます(公式ヘルプでは、おまかせ生成のファイル添付は有料プランの機能とされています)。
添付できるのは jpg・png・pdf・csv の4形式で、10件まで、容量は15MBまでです。
ただし、おまかせ生成で読み取られるのはファイル内の文字情報です。
グラフや表、画像といった見た目の情報は解釈されないため、伝えたいことはテキストでも入力しておきましょう。
PowerPointのファイルは、そのままでは添付できません。
既存の資料を作り直したいときは、PDFに変換してから添付します(文字が小さすぎたり、変換で崩れていたりすると正しく読み取れないことがあります)。
手順3:プロモードを使うか決める
入力欄の近くには「プロモード」のスイッチがあります。
オンにすると、全ページを「AIデザイン生成」で作るため、テンプレートの組み合わせではない、内容に合わせたデザインになります。
プロモードで作ったページは、あとで「現状から修正」(後述)を使って1枚ずつ直せるのも利点です。
ただし、使える回数はプランごとの上限があり、フリープランでは原則使えません。
なお、メンバーを招待できるプランのワークスペースでは、プロモードは最初からオンになっていて、スイッチ自体が表示されません。
手順4:下書き画面で構成を確認・調整する
生成が始まると、まずスライドの構成(骨組み)が作られます。
「構成修正」の設定がオンの場合は、ここで下書き画面に移り、AIとチャットしながら中身を確認・調整できます。
下書き画面では、次のことができます。
- 画像・PDF・CSVを添付して、AIと内容を相談する
- WEB検索を使った回答をオン・オフする
- 自動保存されたやりとりの履歴から、前の状態に戻す
構成に問題がなければ、画面右上の「スライド生成」をクリックして次へ進みます。
AIに「スライド生成して」と伝えるだけでも進められます。
「構成修正」の初期設定は、1人で使っている場合はオフ、2人以上のワークスペースではオンです。
下書き画面で「スキップする」を押すと次回からオフになるので、構成を毎回確認したい人は設定を確かめておきましょう。
手順5:スライドの完成を待つ
スライド生成が始まると、ローディング画面で構成中の内容をテキストで確認できます。
完成すると、自動でスライド編集画面に切り替わります。
ここまでで、資料の「たたき台」ができあがりました。
次は、気になるページを直して仕上げていきます。
1枚ずつ作る・直す:AIデザイン生成の使い方
「AIデザイン生成(1ページ)」は、スライド1枚をAIがデザインする機能です。
既存のテンプレートから選ぶのではなく、入力した内容と指示に合わせてイチからデザインを作ります。
スライド編集画面の右側にある「文章入力欄」から「AIデザイン生成」を選ぶと使えます。
中身がすでに決まっているなら、ホーム画面で白紙から作成し、1ページずつAIデザイン生成で作る方法もあります。
上書きして生成する手順
新しくデザインを作り直したいときは、「上書きして生成」を使います。
- 「Step1 含めたい文章や単語」に、そのスライドに載せたい内容を入力する
- 「Step2 生成したいイメージ」に、どんなデザイン・配置にしたいかを入力する(空欄でもよい)
- 画面右下の「生成する」をクリックする
- プレビューで確認し、よければ「反映」、使わないなら「破棄」を選ぶ
「破棄」を選んでも、AIデザイン生成の使用回数は1回分消費されます。
回数に限りがあるプランでは、Step2 の指示を具体的に書いてから生成するのが節約のコツです。
反映すると元のスライドは上書きされます。
元に戻したいときは、編集画面上部の「変更履歴」から「復元」できます。
また、ドキュメント全体のカラーやテーマを変える予定があるなら、AIデザイン生成を使う前に設定を済ませておきましょう。
公式ヘルプでも、テーマ設定を先に終えるよう案内されています。
現状から修正する手順
「現状から修正」は、できあがったスライドの一部だけを直す機能です。
誤字の修正、数値の差し替え、文章の短縮や言い換え、表記の統一、表の一部変更などを、言葉で指示して直せます。
- 文章入力欄から「AIデザイン生成」を選び、タブを「現状から修正」に切り替える
- 「修正したい内容」に、直したい点を入力する
- 画面右下の「修正」をクリックする
- プレビューを確認して「反映」または「破棄」を選ぶ
この機能は、おまかせ生成をプロモードで作ったドキュメントでしか使えません。
対象外のドキュメントでは「現状から修正」のタブ自体が表示されないので、直しながら仕上げたい資料はプロモードで作っておくと便利です。
指示がうまく通らないときのコツ
公式ヘルプによると、「ちょっと右に」「なんかいい感じに」「おしゃれに」のような、意図が特定できない指示は苦手とされています。
直したい対象(どの文章・どの数値・どの図形)と、どうしたいか(短く・強調・置き換え)を具体的に書くと反映されやすくなります。
ほかにも、次の点を覚えておくと失敗が減ります。
- 「この数値以外は変更しないで」のように、変えてほしくない場所も書いておく
- 同じ数字が複数の場所にあるときは、「全箇所を更新して」と明記する
- 「現状から修正」は1枚を直す機能なので、ページの追加や前後のページとの統一はできない
- 写真やロゴのサイズ・位置は変えられるが、画像そのものの加工(切り抜き・合成・文字入れ)はできない
レイアウトを大きく作り変えたいときは、「現状から修正」ではなく「上書きして生成」で作り直すほうが向いています。
ファイルを添付してグラフや表を作る
AIデザイン生成でも、「ファイルを添付」ボタンやドラッグ&ドロップでファイルを添付できます。
形式は jpg・png・pdf・csv、最大5件、合計20MBまでで、全プランで使えます。
公式ヘルプでは、次のような使い方が紹介されています。
| 入力の例 | 添付するファイル | できあがりのイメージ |
|---|---|---|
| 「この資料の内容をスライドにまとめて」 | 手元のPDF資料 | 要点を抜き出してスライド化 |
| 「添付CSVのデータをグラフにして」 | 売上データのCSV | 棒グラフや表で見える化 |
| 「このレイアウトを参考にして」 | 参考にしたいスライドの画像 | 似た配置・構成でデザイン |
おまかせ生成と違い、AIデザイン生成では画像の中身もAIが参照できます。
ただし、ファイルだけではスライドは作れないため、入力欄にも必ず指示を書きましょう。
編集画面の使い方
AIが作ったスライドは、そのままでも使えますが、最後は自分の目で整えたいところです。
ここでは、スライド編集画面での基本操作を紹介します。
文章入力欄と「ロール」の考え方
編集画面の右側にある「文章入力欄」では、テキストに「ロール(役割)」を付けてスライドを組み立てます。
入力した内容に合わせて、画面下部のテンプレート選択エリアの「おすすめ」にレイアウトが表示されます。
| ロール | 意味 | 1枚に置ける数 |
|---|---|---|
| タイトル | スライドのタイトル | 1個まで |
| メッセージ | スライドの主張 | 1個まで |
| 見出し | ページ内の小見出し | 10個まで |
| 本文 | 見出しに対する本文 | 見出し1個につき10個まで |
「見出しを3つにしたら3列のレイアウトが出てきた」というように、文章の組み立てがそのままデザインの候補につながります。
見た目をいじる前に、まず文章のロールを整えるのが近道です。
テンプレートの切り替えとお気に入り
テンプレート選択エリアや「一覧からテンプレートを探す」から、別のテンプレートを選んでページに適用できます。
公式サイトによると、テンプレートは3,000種類以上あります。
よく使うテンプレートは、カーソルを合わせて右上の♡マークを押すと「お気に入り」に登録できます(30枚まで)。
社内向け・社外向けなど、定番の型をお気に入りにしておくと、毎回探す手間が省けます。
画像・図形・テキストボックスの追加とページ操作
画像や図形、テキストボックスは「オブジェクト追加ボタン」から追加します。
ページの追加や複製、全体の確認は、画面左側の「スライド一覧」から行います。
生成されたスライドは16:9の比率で固定されています。
4:3など別の比率が必要な場合は、イルシル上では変えられない点に注意しましょう。
デザインを整える:カラー・フォント・ロゴ
資料全体の色やフォント、ロゴは、編集画面右上の「デザイン」から一括で設定できます。
1ページずつ直すより早く、統一感も出しやすい方法です。
カラーパレットを変える
イルシルでは、メインカラー・サブカラー・アクセントの5色を1セットにした「カラーパレット」で配色を管理します。
「かんたん設定」で好みのパレットを選ぶと、スライド全体の色が一度に変わります。
より細かく変えたいときは「カラー」の設定画面で、パレットの色を1色ずつ変更して保存できます。
カラーピッカーから手元の画像の色を拾ってパレットを作ることもできるので、ロゴやコーポレートサイトの画像から自社カラーをそろえるのに便利です。
ロゴ・ページ番号・フッターを入れる
「フッター」の設定では、ロゴ・ページ番号・フッター(コピーライト)を全ページにまとめて入れられます。
ロゴは画像を選んでトリミングし、挿入をオンにするだけです。
初期の位置はロゴが右上、ページ番号が右下、フッターが中央下です。
「挿入場所の割り当て」で位置も変えられます。
設定をマイリストに保存する
「かんたん設定」の「現在の設定をマイリストに保存」を押すと、カラー・フォント・タイトルデザイン・ロゴ・ページ番号・フッターの組み合わせを保存できます。
毎回同じ体裁で資料を作るなら、一度作り込んで保存しておくと次からの作業がぐっと楽になります。
作業を速くする便利機能
基本の流れに慣れてきたら、くり返しの手間を減らす機能も使ってみましょう。
いずれも、毎日のように資料を作る人ほど効果が大きい機能です。
カスタム指示:自社の前提やルールを毎回反映する
カスタム指示は、自社やサービスの説明、表記のルールなどを登録しておき、おまかせ生成のときに呼び出して反映させる機能です。
2026年9月に追加された新しい機能で、パーソナルプラン以上で使えます(パーソナルは1件、パーソナルPlus以上は無制限)。
登録は「ワークスペース設定 > カスタム指示 > 新規作成」から行い、名前と内容を入力して保存します。
会社案内などのPDFや画像を添付して登録することもできます。
公式ヘルプでは、次の4つの観点で書くと過不足なく登録できると案内しています。
- 誰に向けた資料か
- 自社・サービスの説明
- 守ってほしい書き方(例:「お客様」ではなく「お客さま」)
- 使ってほしくない表現(例:「必ず」「絶対」などの断定)
使うときは、ホームの入力欄の下にある「カスタム指示」から選んで生成します。
そのとき入力した指示とカスタム指示が食い違う場合は、入力した指示のほうが優先されます。
プロンプトライブラリ:よく使う指示文を保存する
プロンプトライブラリは、AIデザイン生成でよく使う指示文を保存しておく機能で、フリープランを含む全プランで使えます。
「ワークスペース設定 > ライブラリ > プロンプト」から登録し、AIデザイン生成の入力欄にある「ライブラリから挿入」で呼び出します。
カスタム指示との違いは、カスタム指示が「資料全体の前提」なのに対し、プロンプトライブラリは「その場で使う指示文のひな形」という点です。
毎回同じことを書いているならカスタム指示、場面ごとに使い分けたい文章があるならプロンプトライブラリ、と考えると選びやすくなります。
ライブラリ:よく使うページを再利用する
パーソナルPlusと法人プランでは、ドキュメント単位やページ単位でスライドを「ライブラリ」に登録し、別の資料に挿入できます。
会社概要や料金表のページなど、毎回同じものを使うページを登録しておくと便利です。
なお、ライブラリには登録した時点の内容が保存されます。
元のスライドを直したときは、もう一度登録し直す必要があります。
かんたんレポート生成:1枚の図解レポートを作る
ホーム画面左のメニューにある「かんたんレポート生成」では、文章から図解入りのレポートを作れます。
内容を入力し、必要ならファイルの添付とテーマカラーを選んで「→」をクリックするだけです。
生成したレポートは、あとから編集や修正ができません。
直したいときは入力文(プロンプト)をコピーして生成し直し、完成したら右上の「共有」からPDF出力やURL共有をします。
URL共有は、URLを知っていれば誰でも見られる状態になります。
社外秘の情報を含むレポートは、URLでの共有を避けるのが安全です。
書き出し(ダウンロード)の手順と注意点
イルシルで作った資料は、PowerPoint(PPTX)やPDFで書き出して使うのが一般的です。
書き出しはパーソナルプラン以上で使える機能で、いくつか知っておきたい注意点があります。
PowerPoint・PDFで書き出す手順
スライド編集画面の右上にある「共有」から、PDFまたはPPTXを選んで書き出します。
PPTXで書き出したファイルは、文字も図形もそれぞれ独立したパーツになっていて、PowerPointでそのまま編集できます。
ただし、PowerPoint側にない機能は、そのままでは書き出せないことがあります。
公式ヘルプでは、表、一部の特殊なグラフ、イルシルの「矢印」機能で作った矢印、影(シャドウ)の設定は反映されない可能性があり、回転させたパーツは崩れやすいと案内されています。
大事な資料は、書き出したあとに表や矢印のページを開いて確かめておきましょう。
PDFは「背景のグラフィック」をオンにする
PDFで書き出すときは、印刷設定の画面で次のように設定します。
- 送信先:PDFに保存
- 余白:デフォルト
- 背景のグラフィック:チェックをオン
「背景のグラフィック」にチェックを入れ忘れると、テキストが灰色になってしまいます。
提出前にPDFを開いて、色が正しく出ているか確かめておきましょう。
それでも表示がずれるときは、公式ヘルプのよくある質問にあるとおり、余白を「なし」にすると直ることがあります。
Windowsで送信先が「Microsoft PDF」になっている場合は、「PDFに保存」に切り替えましょう。
PPTXのフォントを正しく表示させる
PPTXで書き出したファイルをPowerPointで開くと、イルシル上と同じフォントで表示されないことがあります。
公式ヘルプでは、イルシルのフォントパッケージをパソコンにインストールするよう案内しています。
- Windows:ヘルプページからフォントパッケージ(zip)をダウンロードし、展開した fonts フォルダ内のファイルをすべて選んで右クリックから「インストール」
- Mac:zip を解凍し、Font Book の「ファイル > フォントを現在のユーザに追加」から fonts フォルダ内のファイルを追加
設定は一度だけで、2回目以降は不要です。
社内の複数の人がPPTXを編集する場合は、全員のパソコンでインストールしておくと文字化けやフォントの置き換わりを防げます。
画像(PNG)で使いたいとき
スライドを画像で使いたい場合は、いったんPDFで書き出してから、PDFを画像に変換するツールで変換する方法が案内されています。
どの形式でも、出力サイズは16:9です。
書き出したあとの仕上げ方
イルシルでは「8割の完成度」まで一気に作り、最後の細かい調整はPowerPointで行う、という分担がおすすめです。
社内テンプレートへの合わせ込みや、アニメーションの設定、ミリ単位の位置調整などは、使い慣れたPowerPointのほうが速いことも多いはずです。
逆に、構成の組み替えや、図解・グラフの作り直しはイルシルで済ませてから書き出すほうが効率的です。
「考える作業はイルシル、整える作業はPowerPoint」と割り切ると、両方の良さを活かせます。
チームで使うときの使い方
イルシルは個人で使うだけでなく、チームで資料を共有しながら使うこともできます。
ここでは、フォルダとメンバー管理の基本を紹介します。
マイフォルダとチームフォルダ
ホーム画面左側のフォルダは「マイフォルダ」と「チームフォルダ」に分かれています。
マイフォルダは自分だけが見られる場所、チームフォルダはワークスペースのメンバーと共有する場所です。
チームフォルダは、オーナーや管理者が「制限付き」に切り替えると、メンバーごとに「管理」「編集」「閲覧のみ」などの権限を付けられます。
部署ごと・案件ごとに見せる範囲を分けたいときに便利です。
削除した資料はゴミ箱から復元できる
削除したフォルダやドキュメントは、ゴミ箱に60日間保管されます。
誤って消してしまっても、ゴミ箱のメニューから「復元」できます。
ただし、「完全に削除」したデータや、保管期間を過ぎたデータは復元できません。
フォルダを削除すると中のドキュメントもまとめて削除されるので、整理するときは中身を確かめてからにしましょう。
チームでの導入は法人プランが前提
メンバーの招待やフォルダごとの権限設定は、パーソナルPlusと法人プランで使える機能です(パーソナルPlusのメンバー招待は、招待ごとに追加料金がかかります)。
部署や会社単位で使うなら、自社テンプレートの登録(別料金)、IPアドレス制限、利用説明会や個別研修などがある法人プランが前提になります。
法人プランは料金が見積もり制で、無料トライアルも期間や人数を相談して始められます。
1部署・少人数から試せるので、まずは問い合わせで自社に合う使い方を相談してみるとよいでしょう。
セキュリティの仕組みや、入力した情報の扱いについては、イルシルのセキュリティと安全性の記事でまとめています。
よくある質問
最後に、使い始めの段階でよく出てくる疑問をまとめます。
スマホやタブレットでも使えますか?
公式のお知らせでは「現在はPC版のみのご提供」とされています。
対応ブラウザも Chrome と Edge なので、パソコンで使う前提で考えましょう。
既存のPowerPointファイルを読み込んで作り直せますか?
PowerPointファイルを直接取り込むことはできません。
PDFに変換してから、おまかせ生成やAIデザイン生成で添付すれば、内容を参考にして作り直せます。
WordやGoogleドキュメントの原稿はどう使えばいいですか?
Wordのファイルは添付できる形式(jpg・png・pdf・csv)に含まれていません。
本文をコピーして入力欄に貼り付けるか、PDFに変換して添付しましょう。
AIデザイン生成の残り回数はどこで確認できますか?
ホーム画面左上のワークスペース名をクリックし、メニューの「AI利用状況」を開くと、AIデザイン生成やかんたんレポート生成の残り枚数を確認できます。
足りなくなりそうなら、プランの見直しも検討しましょう。
作った資料は商用利用できますか?
公式FAQでは、商用利用できるとされています。
ただし、イラストやテンプレートをそのまま配布・販売することは認められていないので注意しましょう。
使わなくなったら、どうやって解約しますか?
有料プランの解約は「ワークスペース設定 > 登録情報」から手続きします。
手順や返金の扱い、解約後のデータについては、イルシルの解約方法の記事で詳しく解説しています。
まとめ:まずは「おまかせ生成」で1本作ってみよう
イルシルの使い方を、登録から書き出しまで順番に見てきました。
ポイントをまとめると、次のとおりです。
- 資料づくりの出発点は、ホーム画面の「おまかせ生成」
- 直しながら仕上げたい資料は、プロモードで作ると「現状から修正」が使える
- 1枚ずつ作り直すなら「AIデザイン生成」、全体の色やロゴは「デザイン」でまとめて設定
- 毎回の前提は「カスタム指示」、定番の指示文は「プロンプトライブラリ」に登録
- 書き出しはパーソナル以上。PDFは「背景のグラフィック」、PPTXはフォントのインストールを忘れずに
まずは無料のフリープランで、手元のメモを貼り付けて1本作ってみてください。
チームや会社で使うことを考えているなら、法人プランの問い合わせで導入の相談から始めるのが近道です。
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